今日は11月3日、文化の日。
少し雲は多いですが、祝日らしい落ち着いた空気が流れています。
“文化”というと、芸術や歴史、伝統行事などを思い浮かべる方も多いと思いますが、
私はもう少し身近なところ――**「暮らしの中にある文化」**に、いつも関心を持っています。
たとえば、古い日本家屋の縁側。
そこに腰かけて、家族とお茶を飲んだり、風を感じたりする時間。
あるいは、玄関に飾られた季節の草花。
押入れの奥にしまわれたアルバム。
障子の向こうにこぼれる朝の光。
そうした小さな営みや空間そのものが、
それぞれの家庭で大切にされてきた「文化」なのだと思います。
私たちが扱う不動産は、単なる土地や建物ではなく、
人が暮らしの中で積み重ねてきた時間や思い出ごと、次につなぐ仕事でもあります。
だからこそ、売却のご相談を受けたとき、
「この家では、どんな日々が過ごされてきたのか」
「次に住む人に、どんな未来を届けられるのか」
そんな視点も大切にしながら、日々向き合っています。
文化の日の今日、
もしご自宅や実家のことが少しでも気になっていたら、
一度立ち止まって、その“暮らしの文化”に目を向けてみてください。
そして、その先の未来に向けて、どうつないでいくか――
私たちと一緒に考える時間が、きっと価値あるものになるはずです。
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