今日は、先日ご売却をお手伝いしたお客様のエピソードをご紹介します。
ご相談にいらしたのは、ご夫婦と高校生のお子さんがいる3人家族。
ご主人のお父様が数年前に他界され、空き家になっていたご実家の扱いに悩まれていました。
「思い出がありすぎて、どうしても踏み切れなかったんです」とご主人。
ですが、遠方からの管理にも限界があり、ようやく「このままでは前に進めない」と感じてご相談に来られました。
最初は、お話をされながら何度も声が詰まり、
ご夫婦で「本当にいいのかな……」と迷っていらっしゃいました。
けれど、打ち合わせを重ねていく中で、
「新しい人に住んでもらうことで、この家がまた誰かの思い出の場所になるなら」
という気持ちに変わっていかれたのです。
最終的には、ご家族で一緒に家の中を片付け、
最後にもう一度3人で写真を撮って、ご売却となりました。
引き渡しのあと、ご主人からこんな言葉をいただきました。
「この家で、もう一度笑えるようになりました。
手放したのに、不思議と前向きな気持ちになれているんです」
この言葉に、私たちも胸が熱くなりました。
不動産の売却は、単なる“手続き”ではありません。
記憶や感情を、そっと整えていく時間でもあります。
もし今、「決断できずにいる」「気持ちの整理がつかない」と感じている方がいらっしゃれば、
無理に急がなくて大丈夫です。
お話をするだけでも、心が軽くなることがあります。
一緒に、未来への準備を始めませんか。
私たちは、どんなタイミングでも、変わらず寄り添い続けます。
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