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専任媒介契約とは?しっかり売るための“一本化”という選択。

不動産用語

2025.08.12

こんにちは。
つなまるファミリーの父、ひさまるです。

今回お伝えするのは、「専任媒介契約」という不動産売却における契約の形式について。
初めての売却を考えている方にとっては、なじみのない言葉かもしれませんが、
とても重要な選択肢のひとつです。

ひとことで言えば、不動産会社に“ひとすじ”でお願いする契約
その背景やメリット、注意点まで、順を追ってお話ししましょう。


■専任媒介契約とは?

「専任媒介契約」とは、売主が1社の不動産会社のみに売却を依頼する契約形式のことです。

たとえば、家を売ろうと考えたとき、複数の不動産会社に同時にお願いすることもできます(これを「一般媒介契約」と言います)。

でも専任媒介契約は、**「あなたの会社だけにお任せします」**と、信頼して一社に依頼するスタイルです。

もちろん、不動産会社にとっては責任重大ですが、そのぶん、売主にとっても安心感のあるパートナーシップが築けるのです。


■専任媒介のメリット

さて、「なぜ専任にするのか?」。
それには、次のようなメリットがあります。

1. 情報の整理と一本化

複数の会社に任せていると、情報のズレや対応のバラつきが起きやすくなります。
専任にすれば、売却活動の窓口が一本化され、買主側への説明もスムーズ。
伝達ミスやトラブルのリスクも減ります。

2. 販売活動に力を入れてもらえる

1社に絞ってもらえれば、不動産会社も全力投球しやすくなります。
広告の出稿、物件の魅せ方、内覧対応…すべてに対して「本気」で取り組んでもらえるわけです。

3. 売主自身で見つけた買主に売ることもできる

専任媒介契約は、「専属専任媒介契約」と違って、売主が自力で買主を見つけた場合、直接契約を結ぶことも可能です(手数料の取り扱いは契約内容により異なります)。

つまり、自由度と信頼性のバランスが取れた契約形式といえます。


■契約期間と義務

専任媒介契約には、以下のようなルールがあります。

  • 契約期間は最長3か月間(更新可能)
  • 不動産会社には、販売活動状況を“1週間に1回以上”報告する義務
  • 不動産流通機構(レインズ)への登録義務(7日以内)

これにより、売主は「今どんな動きがあるのか」「内覧希望はあったのか」など、
逐一報告を受けられ、安心して売却を進めることができます。


■こんな方におすすめです

専任媒介契約は、次のような方に向いています。

  • 初めての売却で、不動産会社としっかり連携したい
  • 書類や手続きが不安なので、ひとつの窓口でまとめたい
  • 売却スケジュールにある程度の余裕がある
  • 信頼できる会社とじっくり売却を進めたい

焦って売るのではなく、**“確実に売るための道を整えたい”**という方には、専任媒介はとても相性の良い方法です。


■ひさまるのアドバイス

不動産の売却は、たった一度きりの大きな決断になることも少なくありません。
だからこそ、**「誰に任せるか」ではなく「どんな関係で任せるか」**が大切だと、私は思います。

専任媒介契約は、売主と不動産会社が“チーム”になって売却を進めていく関係です。
あなたの大切な資産を、信頼できるパートナーとともに、丁寧に次の方へつないでいきましょう。


■ひさまるまとめ

✔ 専任媒介契約とは、不動産会社1社に売却を任せる契約形式
✔ 販売活動が集中し、情報の整理・対応がスムーズになる
✔ 売主が見つけた買主に直接売ることも可能(自由度あり)
✔ 契約期間や報告義務など、売主にとって安心の仕組み
✔ 信頼関係を重視して売却を進めたい方におすすめ


迷ったときは、一度相談してみてください。
今が売り時かどうか、専任が合っているかどうか、
私たちが丁寧にお話を伺いながら、一緒に考えさせていただきます。

「売る」という行為の先には、必ず「つなぐ」未来があります。
その一歩を、確実なかたちで進めていきましょう。

📌株式会社 アークス幸和不動産

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